タイトル | : Re: 悪い奴ほどよく眠る |
投稿日 | : 2008/05/10(Sat) 13:38 |
投稿者 | : 赤木智弘 |
だから、そういうまくらを高くして眠っている人間を叩くのは、その直下の人がやればいいのであって、私のような貧困層がやる必要はないんですよ。
私の分類でいうところの「富裕層」「安定労働層」「貧困労働層」でいうならば、貧困労働層は安定労働層を叩く、安定労働層は富裕層を叩く。これでなんの問題もないはずです。
ところが、安定労働層はなぜか「貧困労働層は私たちを叩くな」とか「叩く相手が違う」などと、貧困労働層を叩くのです。安定労働層にとっての「身近にいる「うっとうしい奴」」というのは、貧困労働層のことですね。
上を叩かずに下を叩くなど、それこそ叩く相手が違います。
あと、安定労働層は本当なら富裕層に対して、デモやストなどを打ちやすい立場にいるはずです。十分な給料をもらって、それを預金していれば、もしそうした行為で会社から弾かれることがあっても、預金でしばらく生活することができるはずです。
ところが、安定労働層はそのための金を、家族や旅行などという自己満足のために浪費し続けています。
そして、その浪費の継続を生活の基準として、「私たちは搾取されている」などといい、さも自分たちが貧困層であるかのように振る舞っています。それは経団連の御手洗あたりが、「会社もグローバリズム化のなかで大変なのだ」と言って、役員や株主に対する報酬を増やす一方で、労働者に対する報酬を削減し続けているのと同じことです。
「職場や学校の苛め」というのは、まさに「身近にいるうっとおしい「自分たちよりすこし下」の人間に当たり散らすことで、一時的な精神の慰安を得ようとすること」です。
ならば当然批判されるべきは、安定労働層なのです。安定労働層が貧困労働層を叩いてすっきりしているからこそ、富裕層は枕を高くして眠ることができるのです。
> > 丸山眞男はひっぱたけるが中曽根康弘はひっぱたけない。
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> 職場や学校の苛めと同レベルですね。身近にいる「うっとうしい奴」を「諸悪の根源」と決め付けて当り散らすことで一時的な精神の慰安を得ようとする。「御上」は庶民のどうしようもなさを嘲り、今宵も枕を高くして安眠することでしょう。