タイトル | : Re: よく分かりませんが。 |
投稿日 | : 2008/05/04(Sun) 00:15 |
投稿者 | : UK |
横から失礼します。
> 私の学生時代の友達にもフリーターは何名かいます。
> 友達の状況を見ていて思うのですが、仕事に選り好みや
> 心理的な壁を自身で作っておられませんか?
そういう人も中にはいるでしょう。
しかし、こういう人もいるでしょう。
経済力、家庭の援助、友人とのつながり、
(労働市場が要求する)社会的キャリア、学歴
がない人。
いわゆる「ため」(湯浅誠氏の著書「貧困襲来」に詳しい)が
無い人にとっては、
より好み以前に非正規(派遣・アルバイト)の道しかないのです。
フリーターの間でも
格差があると思います。
学歴のあるフリーターもいれば、
家庭環境がぼろぼろという過去を持つ人、
人とうまくコミュニケーションできない人。
議論がかみ合わないのは
前提とするフリーター像がみなさんの間で異なるからでしょう。
4月30日付の朝日新聞の一面を読んでみてください。
赤木さんが論じる社会の姿がありますよ。
そして、時間があれば
「ロストジェネレーション」朝日新聞社
「貧困襲来」湯浅誠
なども読んでみてください。
「就活」「努力」だけでは
超えられない現実が広がっています。
「勝ち組負け組」、
「格差社会」なんていう生ぬるい言葉では
言いくるめられない現実が確かにあります。
その上で、赤木さんの論文を読んではどうかと
私は思います。
そのとき議論は始まると思います。