タイトル | : Re^3: 「移民・棄民政策」の推進こそ。 |
投稿日 | : 2008/04/18(Fri) 23:00 |
投稿者 | : 歴山法 |
横レス失礼
> まず国民側が考える「国家」とはいわば幻想です。
> 「国家が(全)国民を保護し守る」なんてのは見果てぬ
> 夢なんですよ。
臆病で愚劣なほど保守的な庶民は、内心ではそれが夢だと気付いていても、「国家への幻想」にすがらなければ生きていけない。嘘によらなければ希望をもつことができない人間たちが大半を占めているのが現代社会の実情でしょう。権力から踏みつけられるのも弱者、戦争に「希望」を抱くのも弱者…何とも皮肉なものです。
> こっちから国籍なんぞ棄ててやる(他国民となる)という奴が
> もっとでてきてもよいと思います。
そうなるためには、内心に巣食う「庶民的な臆病」さと闘わなければならないでしょう。イプセンの「民衆の敵」の主人公、ストックマンのように、「大衆」というやつと対峙することを恐れない勇気が必要なのです。
…お前が大きくなっても、一つのお願いは人種が異ったり、国籍が違うからといって、それで善悪可否の絶対標準を決めないようにしてくれ。お前のお父さんはアメリカに行っておった時に、人種の相違で虐められたこともあった。その時には
『なに、こいつらが…』
と燃えるような憤怒を感じたものだが、しかし年齢をとって静かに考えるようになってからは、地球の上から、一人でもそういう狭い考えを持つものが少なくなるように念ずるようになったんだ。
(清沢冽「暗黒日記」序文より)