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タイトル靖国+安楽死収容所
記事No1225
投稿日: 2008/05/22(Thu) 20:20
投稿者Chic Stone
参照先http://dnkqs.blogzine.jp/
こんなのがあればいかがでしょう。

表は靖国神社のように大きな神社。
そこには「日本経済のために亡くなった英霊」全員が祭られている。
黒部や炭鉱をはじめ多くの開発のために死んだ人々、
数多くの労災の死者、
公害の犠牲者、
過労死・過労自殺者、
自殺して生命保険で借金を返した人々、
そして氷河期世代の、これから出る膨大な自殺者。
あらゆる企業の、会社付属神社の中心にもあたる。

その神社はあらゆる日本企業の幹部、そして天皇・首相も参拝し、英霊達を顕彰する。

その裏には、力尽き、もう日本経済のお役に立てなくなった者が誰でも入れる施設の入り口がある。
その施設は誰でも入れるが誰も出られない。その中では蒸留酒と麻薬は好きなだけ手に入る。
そしてそこで死んでも神社の祭神となる。

「日本経済という船を生かすため、氷河期世代には犠牲になってもらうしかなかった。用無しになるまで低賃金未熟練労働をまじめにこなし、用無しになったら福祉の負担にならずに死ね」それが政府財界の本音のはず。
ならばせめて、お国のために死んだ戦死者と同じ程度の顕彰はお願いしたいものです。

タイトルRe: 靖国+安楽死収容所
記事No1228
投稿日: 2008/05/23(Fri) 15:21
投稿者赤木智弘
いいですね。

 こういうことが公然化されれば、企業はもっと労働者を使い捨てようとしますから、貧困層がもっと増え、社会のマジョリティーとなります。
貧困層がマジョリティーとなれば、経済は貧困層を基準に供給を決定しますから、今の貧困層が中間層となり、蔑まれることが少なくなる可能性が高いですね。
 そして、今までの贅沢な暮らしを奪われ、働きたくなくなった安定労働層が「裏」に逃げてくれれば、フリーターのような「低賃金でも働く」という勤労なフリーターに、より有利になります。

 私が「安定労働層」よりも「富裕層」の側に希望をもつのは、富裕層にとっては相手が安定労働層であろうと、貧困労働層であろうと、より「都合よく働いてくれる存在」であればいいわけで、富裕層にとっては貧困労働層はもちろん、安定労働層であっても「使い捨て」なのです。そうした意味で労働層は平等に評価されています。

 私は「労働者がより平等に評価されるように、富裕層には労働者をもっと粗末に扱って欲しい」と考えています。(下方に平等な社会)
 逆に富裕層が安定労働層を厚遇すると言うのであれば「貧困労働層も平等に厚遇するべきだ」と考えています。(上方に平等な社会)
 労働者の使い捨てが公言化する事は、前者の傾向をよりいっそう強め、下方に平等な社会を産み出すための第一歩になるでしょう。

タイトルRe^2: 靖国+安楽死収容所
記事No1229
投稿日: 2008/05/24(Sat) 00:46
投稿者アディール
>  私は「労働者がより平等に評価されるように、富裕層には労働者をもっと粗末に扱って欲しい」と考えています。(下方に平等な社会)

 赤木さんの考える富裕層とは誰のことですか。

 ぼくの考える「富裕層」とは一般的な会社経営者(製造業などの)ではなく、様々な投資を行い、短期的に利ざやを稼ぐ人々(外資系ファンドなど)です。
 
 彼らは労働者はおろか経営者も食い物にします。つまり、彼らの前では会社経営者でさえ、彼らの利益とならなければ、使い捨てなのです。

 そのうち、日本の国富のほとんどが外資系ファンドの手に落ちることでしょう(すでに落ちている印象ですが)。
 いうまでもなく、彼らの狙いは日本の優良な会社です。なぜならば会社組織に日本の国富のほとんどが貯蓄されているからです。
 
 それらを売却させて株価を上昇させ、短期的に株を売りぬき
利ざやを稼ぐ、それによって徐々に会社の経営体力を奪っていく。
 結局、日本の労働者だけではなく、会社組織自体も「商品化」され、売りさばかれる、そんな時代が到来するように思います。

 そうした時代に格差問題に対してどのように対処していくのか、
各方面でしっかりと考えてもらいたいと思います。

タイトルRe^3: 靖国+安楽死収容所
記事No1232
投稿日: 2008/05/24(Sat) 19:37
投稿者赤木智弘
> >  私は「労働者がより平等に評価されるように、富裕層には労働者をもっと粗末に扱って欲しい」と考えています。(下方に平等な社会)
>
>  赤木さんの考える富裕層とは誰のことですか。
>
>  ぼくの考える「富裕層」とは一般的な会社経営者(製造業などの)ではなく、様々な投資を行い、短期的に利ざやを稼ぐ人々(外資系ファンドなど)です。
>  
>  彼らは労働者はおろか経営者も食い物にします。つまり、彼らの前では会社経営者でさえ、彼らの利益とならなければ、使い捨てなのです。
>
>  そのうち、日本の国富のほとんどが外資系ファンドの手に落ちることでしょう(すでに落ちている印象ですが)。
>  いうまでもなく、彼らの狙いは日本の優良な会社です。なぜならば会社組織に日本の国富のほとんどが貯蓄されているからです。
>  
>  それらを売却させて株価を上昇させ、短期的に株を売りぬき
> 利ざやを稼ぐ、それによって徐々に会社の経営体力を奪っていく。
>  結局、日本の労働者だけではなく、会社組織自体も「商品化」され、売りさばかれる、そんな時代が到来するように思います。

 全くその通りだと思いますよ。というか、もう現実にそういう社会でしょ。
 よく格差問題を言う人は、株主と役員報酬ばっかり増えて、社員の給料が増えていないと言いますが、会社の取締役の報酬が高いのは、買収による解任リスクに備えてのものだと考える事もできます。
 確かに、少なくとも経済原則が強く適用される昨今では、役員の解任リスクは高いものでしょう。で、役員が解任されれば、つまり商品化されれば、階層化が崩壊するわけですから、私たちは「より平等」になるのです。

 しかし、現実は取締役が落ちぶれたところで、普通の正社員レベルにしかなりません。それは正社員と非正規社員の間に存在する強固な差別意識があるからです。
 だからこそ、私は正社員と非正規社員間の格差を是正し、たとえ取締役のような富裕層であっても、能力がなければいつでも非正規レベルに墜落するような社会にする必要があると考えています。

タイトルRe: 靖国+安楽死収容所
記事No1233
投稿日: 2008/05/24(Sat) 20:30
投稿者ななしー
>こんなのがあればいかがでしょう。
抽象的であるけれども、赤木本の要素を全面的に取り込んだ
秀逸な表現だと感じました。

戦争待望論は強烈なアオリでしたが、Chic Stone氏の発想にも
単なる皮肉レベルを超えた例えがたいインパクトを感じます。

精神病院の中でのドラマで、60年代の体制批判の小説「カッコーの巣」を思い出しました。

タイトルRe^2: 靖国+安楽死収容所
記事No1237
投稿日: 2008/05/25(Sun) 04:25
投稿者加護天使
> >こんなのがあればいかがでしょう。
> 抽象的であるけれども、赤木本の要素を全面的に取り込んだ
> 秀逸な表現だと感じました。

でも、機能するための条件である「戦死した将軍」の合祀を外しているところなど皮肉ですね。
ただ、靖国神社が機能した時間はそう長くないですよ。