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タイトルとりあえず、これを
記事No1105
投稿日: 2008/04/18(Fri) 14:44
投稿者こば
>生まれた時が悪いのか、それとも俺が悪いのか

これは「昭和ブルース」という昭和40年頃流行った
フォークソングの出だし。

松竹映画、野村芳太郎監督の「拝啓天皇陛下様」。
ここで貧農の生まれで、世間では誰にも相手に
されないが、軍隊にいると天国と考える分盲の男が
でてくる。

とりあえず、いま、ふと、頭によぎったので。

タイトルRe: とりあえず、これを
記事No1106
投稿日: 2008/04/18(Fri) 20:54
投稿者歴山法
> >生まれた時が悪いのか、それとも俺が悪いのか

戦争に対して胸を張れない「平和」ほど惨めなものはないでしょう。貧しい者同士がお互い醜いエゴを剥き出しにしていがみ合う。庶民の現実などそんなもの。シェークスピアの「コリオレーナス」が見事に描き出しているように、庶民など付和雷同的で、無責任で愚劣極まりないものです(こんなことを書いている私も庶民の一人ですが…)。だから先の大戦では、狡猾な権力者の「戦争音頭」にのったのでしょう。「民の声は天の声」などというのは大嘘です。偽りの平和は戦争という「鬼胎」を孕んでいるのです。戦争は醜い。しかしエゴと欺瞞に満ちた「平和」はもっと醜い。真に戦争を否定したいと思う者たちは、今のような「平和」に対して戦わなければなりません。腐った「平和」に呑まれた者たちが、「戦争支持者」となっていくのです。

タイトルRe: とりあえず、これを
記事No1108
投稿日: 2008/04/19(Sat) 07:14
投稿者歴山法
> 松竹映画、野村芳太郎監督の「拝啓天皇陛下様」。
> ここで貧農の生まれで、世間では誰にも相手に
> されないが、軍隊にいると天国と考える分盲の男が
> でてくる。
>
> とりあえず、いま、ふと、頭によぎったので。

この映画は見たことがないのですが、悲惨な軍隊生活が「天国」と思えるほどに主人公を追い詰めた社会の悪意に満ちた差別の実態が感じられますね。庶民の差別主義、事なかれ主義に支配された「娑婆」と軍は共犯関係にあったといえるのではないのでしょうか。