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タイトル「移民・棄民政策」の推進こそ。
記事No1085
投稿日: 2008/03/20(Thu) 00:04
投稿者アディール
 今後の日本の実情に合っていると個人的に考えている。

 つまり、「国家は貧困化した若者に国籍を売る機会
を与え、発展途上国に移住させる政策の実行が今後の
国家による若者対策の柱になると思う。
 具体的には、国籍を売った若者には対価として
1000万円支払い、第三国(発展途上国)
に移住させる。1000万円あれば、今の円高傾向からみても、
それなりに(二、三年だと思うが、その後の対処法は下記)
暮らせるでしょうという発想だ。

 実際、これまでの歴史を振り返ると食い詰めた
人々を国家が率先して移民させてきた事実がある。

 ともあれ、国家にとって現在の社会に適応できない人間を
自衛隊に高額で雇い入れたところで何のメリットもない。
 国内における徴農政策だって失敗すれば権利意識だけ
強い格好の左翼的有識者、メディアの攻撃材料となる。
 (ちなみに国家側からのメリットをなんら考えていない点で
赤木氏のいくつかの提案は片手落ちだと思う)。 

 さて、話を戻すが上記の政策なら実現可能(改憲などの
諸手続きをクリアすれば)だし国家にとって有益と思う。

 なぜならば、国籍を失ったのは個人の意思・自由
だということで今はやりの自己責任論で逃げ切れるからだ。
  国民に対しても所詮、国籍を金で売った奴らなんか
 売国奴だとのイメージも植えつけやすい。
  しかも国家側からみて「将来の不安定要因」
 である貧困化した若者に対する将来の福祉費用をローコスト
 でしかも一括解消できるメリットがある。
  中には生き抜いて成長し使える若者も出てくるだろうから
 彼らに国籍を与え何らかの役職に就かせるのもおもしろい。 

  以上が今後の見通しだと個人的に思うがどうか。

タイトルRe: 「移民・棄民政策」の推進こそ。
記事No1086
投稿日: 2008/03/20(Thu) 19:07
投稿者UK
>  なぜならば、国籍を失ったのは個人の意思・自由
> だということで今はやりの自己責任論で逃げ切れるからだ。
>   国民に対しても所詮、国籍を金で売った奴らなんか
>  売国奴だとのイメージも植えつけやすい。
>   しかも国家側からみて「将来の不安定要因」
>  である貧困化した若者に対する将来の福祉費用をローコスト
>  でしかも一括解消できるメリットがある。
>   中には生き抜いて成長し使える若者も出てくるだろうから
>  彼らに国籍を与え何らかの役職に就かせるのもおもしろい。 

貧困化した若者の福祉費用をローコストで解消できる点は
ユニークだと思います。

しかし、国が「自己責任」の宝刀を抜くのは既得権が
守られているからこそ。
既得権をもつものが若者を安価な労働力と捉え、
若者が固定化した社会の底辺で社会を下支えしている
現状を考えると、
1000万円を払い、さらに労働力・福祉財源でもある若者を
他国に流出させるのは無謀ですよね。

財界が望むのは他国からの移民だと思います。
しかし、いずれにせよ
貧困化は免れないですよね。

タイトルRe: 「移民・棄民政策」の推進こそ。
記事No1089
投稿日: 2008/03/22(Sat) 00:47
投稿者赤木智弘
>  (ちなみに国家側からのメリットをなんら考えていない点で
> 赤木氏のいくつかの提案は片手落ちだと思う)。 

 あなたの認識する国家というのは、私や大多数の人が考えている国家とは別のものですね。
 多くの人が集まったものが国家であり国であり、それには「日本で生まれた」以外になんの資格が必要であってもなりません。それを選別するというのなら、憲法違反です。

タイトルRe^2: 「移民・棄民政策」の推進こそ。
記事No1090
投稿日: 2008/03/22(Sat) 12:22
投稿者アディール
>  あなたの認識する国家というのは、私や大多数の人が考えている国家とは別のものですね。

 そうですね。少なくともぼくは「国家」と「国民」を
別のレベルの概念と捉えています。
 だから、
>  多くの人が集まったものが国家であり国、
 とは単純に考えていません。
 
 まず国民側が考える「国家」とはいわば幻想です。
「国家が(全)国民を保護し守る」なんてのは見果てぬ
夢なんですよ。

 では「国家とは何か」。ぼくは「国家はその存続だけ
を目的とする存在」と考えています。具体的には
国家体制を存続させるためならば戦争も起こすし、
国民の犠牲を惜しみません。
 つまり、国家にとって国民は国家体制を
維持するための一つの歯車に過ぎません。
 
「日本で生まれた」以外になんの資格が必要であってもなりません。それを選別するというのなら、憲法違反です。

 だから憲法改正と書いているでしょ。それに選別ではあり
ません。若者達に国籍を選択させるんです。棄民と書きましたが
これは国家側からの視点で国民からすれば棄国となります。
 
 あなたの著作にあるように「若者を見殺しにする国」なら
こっちから国籍なんぞ棄ててやる(他国民となる)という奴が
もっとでてきてもよいと思います。

タイトルRe^3: 「移民・棄民政策」の推進こそ。
記事No1107
投稿日: 2008/04/18(Fri) 23:00
投稿者歴山法
横レス失礼

>  まず国民側が考える「国家」とはいわば幻想です。
> 「国家が(全)国民を保護し守る」なんてのは見果てぬ
> 夢なんですよ。

臆病で愚劣なほど保守的な庶民は、内心ではそれが夢だと気付いていても、「国家への幻想」にすがらなければ生きていけない。嘘によらなければ希望をもつことができない人間たちが大半を占めているのが現代社会の実情でしょう。権力から踏みつけられるのも弱者、戦争に「希望」を抱くのも弱者…何とも皮肉なものです。


> こっちから国籍なんぞ棄ててやる(他国民となる)という奴が
> もっとでてきてもよいと思います。

そうなるためには、内心に巣食う「庶民的な臆病」さと闘わなければならないでしょう。イプセンの「民衆の敵」の主人公、ストックマンのように、「大衆」というやつと対峙することを恐れない勇気が必要なのです。

…お前が大きくなっても、一つのお願いは人種が異ったり、国籍が違うからといって、それで善悪可否の絶対標準を決めないようにしてくれ。お前のお父さんはアメリカに行っておった時に、人種の相違で虐められたこともあった。その時には
『なに、こいつらが…』
と燃えるような憤怒を感じたものだが、しかし年齢をとって静かに考えるようになってからは、地球の上から、一人でもそういう狭い考えを持つものが少なくなるように念ずるようになったんだ。
(清沢冽「暗黒日記」序文より)

タイトルRe^4: 「移民・棄民政策」の推進こそ。
記事No1109
投稿日: 2008/04/19(Sat) 16:57
投稿者アディール
> 臆病で愚劣なほど保守的な庶民は、内心ではそれが夢だと気付いていても、「国家への幻想」にすがらなければ生きていけない。

 まぁ、日本国家に国民が飼い慣らされてきたという
ことでしょう。年金、社会保障なんかは国民に「革命権」
を抜かせないための道具にしかすぎないんですよね。

 いずれにせよ「希望は戦争」とありますが、この格差社会こそ
生存をかけた「戦争」なんですよ。絶望して自殺でもしたら、
それで「負け組」確定。

 「ダーウィンの悪夢」という映画で日給1ドルの夜警のおじさんが
「人々は戦争を望んでいる。兵士は実入りがいい」ということをいいますが、赤木さんの意見とよく似ていますよね。
 
 これがグローバリゼーションの負の遺産なんです。